理論と現実

経済学が『政治、経済』とリンクしてしまってる時点で自明なんだが、経済学の理論は理論としての役割の他にもプロパガンタのための道具になる。
つまり、理論は現実へ影響を与える。そしてその理論に影響された現実を経済学という体系は再理論化する。結果、このプロセスが恒常化される。なら経済学史は通史的に捕らえるよりむしろシステム論的に段階的に外部を設定するような編纂をするべきではないだろうか。そのとき、理論と現実を分けずに考える事によって無味乾燥な知識でしかない経済学史は姿を変えるだろう。