超電波

現実とはなにか? それは営まれる言語ゲームの総体である。ゲームにはルールがある。ルールを客観視するゲームが蔓延したときボードリヤール的世界は浮上する。ルールを利用するのではなくルールが生き延びるためにゲームが利用される。だが、ルールはルール自身に根拠を持たないためときに別の言語ゲームによりルールを変える。その総体が現実である。現実から逃れる事は出来ないし真実を知る事は部分言語ゲームである。確実な足場など確実にないとして部分言語ゲームを営々と組み立てる事とするならそれはある種の祭司でありペテン師でありそこに実存的意義があるとしてもその実存的意義を維持することなど可能なのだろうか?